『カタマリ博士2の秘密~前編』
「そういえば、カタマリ博士2って
なんでこんなデザインなんですか?」
編集部のマサ子が尋ねた。
先輩編集者の俊彦は、テーブルのブラックコーヒーを
ズズーウとすすり、コップをコトリと机に置くと、
ふうっと息をついた。
「それ聞いちゃう?」ちょっと迷惑そうに俊彦が答える。
「はい、知りたいです、とっても」
マサ子はより興味をそそられて、思わす口ずさんだ。
「止められてんだよねー、その話ヤバイから、、、」
急に周りを気にしておびえ始める俊彦。
(俊彦先輩が、ここまでおびえる秘密ってどんなかしら…)
とマサ子はますます興味をもった。

次の日、
マサ子の携帯に着信が入った。
「もしもし」
「スグルだけど」
同期のスグル君だ。
「大事な話があるんだ…ブツッ!ツーウ、ツーウ、ツーウ…」
「え?」
マサ子は直感した…
これはカタマリ博士2に関する話にちがいない…と つづく